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百合的同居生活ブログ

「 サーニャ/こころのうた・解説 」

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サーニャ/こころのうた・解説

2009.01.19 Monday 23:01

2009年01月19日 注記 
この解説(あとがき)は2008年10月04日にブログで公開されたものを再録しました。

サーニャ/こころのうた」とあわせてお読みいただければと思います。


 
なんとも興ざめなあとがきコーナー。
解説が必要なら作品中に盛り込んどけよ、というつぶやきが聞こえてきそうです(汗)。
 
サーニャはオラーシャ(ロシア)、エイラはスオムス(フィンランド)の出身です。なので、きっと極北の地に住まう人々だけが共感できる記憶があるはずだ、と勝手に思っています。
 
・雪の色が本当は白ではなく青だということを。
 これは説明が難しい。実際青いのだ、と書くしかありません。
 
・真冬の夜、ときたま森の木が凍りついて破裂することを。
 日本語では「凍裂」と呼ばれる現象。厳冬期に外を歩くと、森の方からたまに「パーン!」という乾いた破裂音が聞こえてくることがあります。行ってみると、木の幹が立ったまま縦に裂けている。あまりの寒さに水分が凍りつき、内部から引き裂かれてしまうのだそうです。
 
・待てど暮らせど、一日中太陽が昇らない季節があることを。
 この季節のことをフィンランドでは「カーモス」と呼びます。北極圏では12月~1月にかけて太陽がまったく昇らない季節があり、春夏秋冬に加えて第五の季節と呼んだりするようです。
 
・深呼吸するだけで肺を痛めてしまうことがあるということを。
 氷点下三十度くらいになると、もはや不用意に空気を吸い込むことすら自殺行為。肺で痛みを感じることができますよ。それはもうハンパじゃない痛み(笑)。
 
・たとえ晴れていても、ただ風が吹くだけで吹雪が巻き起こることを。
 氷点下八度を下回るといわゆる粉雪(パウダースノー)が降り積もるようになります。スキーを楽しむには絶好の粉雪ですが、住人にとっては始末におえません。少し強い風が吹くと、地面から粉雪が大量に舞い上がり、視界を奪ったり低い土地に溜まって道をふさいだりします。ひどい時には、ほんの二~三十分で二メートル以上積もることもあります。朝、学校に行けたからといって、帰りもその道が通れるという保障はどこにもありません。
 
・空気中の水分が、光り輝くダイヤモンドダストに生まれ変わることを。
 これは本当に美しい。特に黄金色の朝日にライトアップされたこれを目撃すると、その日一日なんだか幸せな気分にひたれます。
 
・本当の寒さには、塩入りのココアよりウォトカのほうが効き目があることを。
 英軍では寒い時の眠気覚ましに、塩入りのココアを飲むという奇妙な風習があるようです。アニメ版SWの舞台となるブリタニアは英国がモデルなので、この風習もあるのかな、と。
 ウォトカ(ウォッカ)はロシア・フィンランドで共通に飲まれているお酒で、アルコール度数六〇~九〇という大変に強いものです。ここまでくると、もはや味なんかわかりません。ただ舌やノドが痛いだけです。あ、日本ではお酒は二十歳になってから、ですね(笑)。
 
・ネウロイ
 正体不明の敵。アニメ版では欧州本土がほぼ制圧されています。
 
・フリーガーハマー
 冒頭のイラストでサーニャが担いでいる武器。ロケット砲です。強いです。
 
ほんとうはエイラサイドから書いたのとセットで公開したかったのですけど。こんな中途半端な作品でごめんなさい。
 
では。
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